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粗利益率重視の経営 存在感のある会社になる方法
貴社は、どのような会社として認識されているか?
まず、次の質問に答えてみてください。- 特徴がある会社として認識されているか? その他大勢の会社として認識されているか? そう答えた理由は?
- パートナー企業として認識されているか? 下請け企業、出入り業者扱いの会社として認識されているか? そう答えた理由は?
- お店の場合、わざわざ行く店か? 通りすがりに寄る店か? そう答えた理由は?
業界の平均や平均以下だと、どのように言いつくろっても、その他大勢の会社、下請け、出入り業者、通りすがりに寄る店と考えて間違いありません。
本当は、どのような会社として認識されたいか?
貴社には、「どのような会社として認識されたいか」というビジョンはありますか?言い換えれば、「このようにブランド化したい」という目標です。
目標があれば、いつまでに実現するか、5W1Hの視点で仕事化できますので、ブランド化も可能です。
さて、現実と理想の間には、つねにギャップがあります。
貴社は、そのギャップがどの程度でしょうか?
許容範囲内でしょうか、許容を超えているのでしょうか?
また、許容を超えている場合、次のどちらでしょうか?
- 理想に到達する方法は分かっているけど時間がかかりそう
- 理想に到達する方法が見つからない
ポジショニングとは、他社との違いを打ち出すこと
ブランディング(ブランド化)とは、商品やサービスに対するイメージの確立です。あるいは、ファンや信者と商品やサービスに対する信頼関係を築くことです。
ブランディングには、他社との明らかな違いや特徴が必要になります。
同じジャンルに属する商品でも、ファンや信者にとっては「似て非なるもの」です。
商品であれば、品質、デザイン、素材・成分、理念・文化・思い入れなどの背景でブランディングできます。
また、サービスであれば、仕組み、買いやすさなどでブランディングできます。
さて、貴社のブランディング(独自化)の状況はどうなっていますか?
- 独自化できている
- 独自化できているが、それをうまく対象にするお客様層に伝えきれていない
- 独自化できていない
言い換えれば、自社では良い商品やサービスだと思っているが、市場から他社の商品やサービスと識別できるようになっていないのです。
それは、貴社の商品やサービスのポジション(独自性・特徴)を【コンセプト=言葉化・文章化】できていないということです。
アイデンティティ必需品・必需サービスを提供する
生活必需品や生活必需サービスという言葉があります。生きていくうえで、生活するうえで欠かせない商品やサービスという意味です。
もうひとつ、自分が自分らしく生きていくうえで、あるいは、自社が自社らしくあるために必要になる商品やサービスもあります。
それが、アイデンティティ(らしさ)必需品・必需サービスです。
これは、すべての人や会社に必要な商品やサービスではありません。
特定のお客様層にだけ、必要になる商品やサービスです。
「特定のお客様層にだけ、なくてはならない商品やサービス」にするには、“万人受け”の商品やサービスから脱却しなければなりません。
つまり、捨てる勇気、選択と集中が必要になります。
これがドラッカーのいう中小企業に最適な【生態的ニッチ戦略】(非競争の適所)です。
自社のポジションを言葉化・文章化する
「私たちは、ここにいますよ」「こんな特徴を持った商品やサービスですよ」と対象にしたいお客様たちに伝えるには、言葉化・文章化しなければなりません。それがコンセプト化です。
コンセプトをつくる(コンセプト・メイキング)には、ポジショニングマップとコンセプト・メイキングシートを使います。
- ポジショニングマップは、商品やサービスの特徴を2軸(縦軸と横軸)で表します
- ポジショニング・メイキングシート(弊社オリジナル)は、縦は、商品・提供方法・価格・買いやすさ・体験価値・イメージ、横は、独自化レベル・差別化レベル・標準レベル・標準以下という24マスの表をつくります
ポジショニングマップで、自社と他社との商品やサービスの違い・特徴を明らかにし、
ポジショニング・メイキングシートで、「何が」「どのように違うのか」を明らかにして、コンセプトとして打ち出します。
なお、ポジショニングマップとコンセプト・メイキングシートには、それぞれ3つのルールがあります。
そのルールを無視すると、ポジショニングもできませんし、コンセプトとして打ち出すこともできません。
ポジショニング&コンセプト オンラインセミナー
本セミナーでは、ポジショニングマップとコンセプト・メイキングシートを中心(他のシートも使用)に、貴社の商品やサービスのポジショニングとコンセプト・メイキングの実践的な方法を、講義・事例・ワークで習得できます。本セミナーの成果物は、【粗利益率向上の仕組み】です。
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2020/07/13