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ドラッカーでつくる経営計画 商品のライフサイクル
多種多様な市場には、多種多様な機能と品質をもつ商品やサービスがあります。
その多種多様を超えて、さらに多種多様の最終用途があります。
その最終用途を利用する多種多様の顧客がいて、その顧客に到達する多種多様の流通経路があります。
しかし、どんなに多種多様に見えても、事実上、すべての商品・市場・流通経路は、いくつかに分類されます。
そこで、商品を事例に分類方法を解説します。
商品を11種に分類する
- 今日の主力商品
- 明日の主力商品
- 生産的特殊商品
- 開発商品
- 失敗商品
- 昨日の主力商品
- 手直し商品
- 仮の特殊商品
- 非生産的特殊商品
- 独善的商品
- シンデレラ商品
なお、この分類数は、少なくしても、多くても問題ありません。
自社で分類しやすい数に増減してください。
各商品類型の説明
今日の主力商品
大きな売り上げと大きな利益をあげている商品ですが、デザイン・価格・販売促進・販売方法・サービスなどの改善で、成長する可能性は残っています。
とは言っても、成長には限界があります。
商品のライフサイクルで言えば、成長期の後半から成熟期の商品です。
また、今日の主力商品ということで、必要以上のヒト・モノ・カネ・時間を受けています。
それは、成長の余地がないことが薄々分かっているにもかかわらず、現実を直視できず、経営資源を投入すれば、まだ成長できるという希望的観測にすがっているからです。
明日の主力商品
今日、すでにしっかりとした利益と売上げがあり、かつ、これからもさらに業績をあげることを見通せる成長期の商品です。
時として、利益率が高すぎることもあります。
それは、順調に成長しているために、追加投資を受けられず、必要以上にコスト・パフォーマンスが良くなっているのです。
これこそ、昨日の主力商品や独善商品にヒト・モノ・カネ・時間を投入し、折角の成長チャンスを栄養不足にしている状況です。
そういう状況が続けば、他社の参入を許し、やがて市場を奪われてしまうこともあります。
昨日の主力商品
まだ、売上げは大きいのですが、売上げを維持するために、値引きしたり、広告費をかけたり、営業活動を強化したりして、作業量は増え、それに反比例して利益率はどんどん低下しています。
もはや、大口の顧客には相手にされなくなっており、小口の顧客に特別なサービスを付加して、市場に居残っているにすぎない衰退期の商品です。
※ 以下、解説の続きは下記のビジネス教材で学んでください。
◆その他の8つの類型
◇生産的特殊商品
◇開発商品
◇失敗商品
◇手直し商品
◇仮の特殊商品
◇非生産的特殊商品
◇独善的商品
◇シンデレラ商品
◆商品の類型の変化をとらえる
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2019/09/20