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競争の外へ! 中小企業の差別化
他社と同じことを少し上手にできるよりも、他社がやりたがらないことを普通レベルでできる方が、市場ではより大きな存在感を示せます。
これこそがマーケティングにおけるポジショニングです。
まず、同業他社を数えてみてください。
ローカルで直接競合する企業だけでも、10社以上はあるでしょう。
さらに、広域で間接的に競合する企業を含めれば、その数は数百社、数千社にも及ぶでしょう。
このような競争の激しい経営環境において、特徴を打ち出している競合企業は、その特徴をさらに強化するために、すべてのヒト・モノ・カネ・時間を集中投入しています。
このような企業が存在する中で、対象顧客層に対して「すべてワンストップで対応します」とアピールしても、本気で関心を持たれるでしょうか。
それよりも、中小企業は、たとえニッチで狭い市場であっても、「これだけはどこにも負けない」という製品や提供方法を創り出す方が、圧倒的な存在感を発揮できるのではないでしょうか。
例えば、中小製造業であれば、切削、曲げ、磨き、穴あけ、接続、表面処理など、特定の技術や技能を徹底的に極める。
あるいは、複数の技術を組み合わせて独自の特徴を打ち出せば、その特徴を求める顧客層にとって、欠かせない存在になれます。
逆に、価格を最優先する大多数の企業相手では、価格競争や無料サービス競争に巻き込まれ、結果としてレッドオーシャンで苦しむことになるでしょう。
中小企業は「変わり者」であってこそ価値があります。
いや、むしろ「変わり者」であることが理想です。
異質が価値を生み、同質は無価値だと認識すれば、顧客満足と高収益を両立させるニッチトップの地位を築くことができるのです。
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2024/08/27