HOME» ブログ »ドラッカーの生態的ニッチ戦略 019 非競争にするキーワード その2

ブログ


ドラッカーの生態的ニッチ戦略 019 非競争にするキーワード その2


非競争にするキーワード ずらす

「誰に」「何を」「どのように」の視点をずらす

競争関係は、正面から対峙するのではなく、ほんの少し視点を変えるだけで、まったく違った状況になることがあります。

ずらす効果

ネットの辞書で「ずらす」の意味を確認すると、「滑らせるようにして、少し動かす。位置をちょっと横に動かす」となっています。
と言うことは、フルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジと考えてよさそうです。

たとえば、コピー機業界のガリバーだったゼロックスに対して、アメリカ市場への進出で、キヤノンやリコーがとった市場への取り組みが、まさに「ずらす」でした。

ゼロックスは、高機能・多機能・高単価のコピー機にシフトしていきました。
1台売る努力とコストは、1,000万円の機器も10万円の機器もたいして変わらないからです。
そのゼロックスに対して、キヤノンやリコーは、同じ客層をねらわずに、ゼロックスが力を入れていなかった低機能・単機能・低価格を求める顧客層をターゲットにしました。

そして、累積販売台数が増えるにしたがって、低価格を維持しながら、少しずつ高機能・多機能に取り組んでいきました。
販売台数を増やしていくことで、ノウハウを蓄積していったのです。
その結果、価格面での優位性を武器に、アメリカのコピー機市場をゼッロクスから奪っていきました。

=続く=

*図表と中小企業の事例は著書に記載します。

中小企業の売上高アップと利益の適正化は、下記のセミナー・教材で!

既存事業をニッチトップの適性利益の事業に転換する

【藤屋式ニッチ戦略塾】6ヵ月コース(通塾コース)

【藤屋式ニッチ戦略塾】6ヵ月コース(映像コース)

強みを活かしてニッチトップの新規事業を立ち上げる

【藤屋式新規事業創出塾】6ヵ月コース

強みを活かしてニッチトップの新規事業を立ち上げる方法がわかる

【藤屋式新規事業創出セミナー】半日セミナー

社長力をアップする

【経営の基本をマスターする教材】(全24ヵ月)
 

2020/02/09

ブログ

 

メルマガ登録

映像教材

著書一覧

 

セミナー

ニッチトップ戦略塾

コンサルティング

教材

会社案内

関連書籍

お客様の声

PCサイト