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顧客の分類方法が変わった!
プチ・ゴルフブーム
ちょっとしたゴルフブームが起こっているそうです。コロナ禍の下、プレーは最大4人で、屋外で密にならないことが人気を押し上げたようです。
しかも今年はゴルフを巡る朗報がありました。
松山英樹選手が4月、ゴルフの4大大会の一つ、マスターズ・トーナメントで優勝しましたし、東京オリンピックでは稲見萌寧選手が銀メダルを獲得しました。
女子ゴルフは国内でも、人気と実力を兼ね備えた選手がひしめき、話題に事欠きません。
世代・性別ごとの傾向
日経新聞の記事に、カルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)の会員データから、世代・性別ごとのゴルファー像を導き出した結果が出ていました。たとえば、
- 50代男性ゴルファーの乗っている自動車は「BMW、レクサス、メルセデス、マツダ」が多く、飲酒は毎日。そして比較的朝型で、DIY志向が強い。昭和を引きずる、元気なおじさまの姿が浮かび上がる
- 20代男性ゴルファーの(乗りたいを含めた)車は、「テスラとマツダ」。好奇心が旺盛で、新しいもの好き。興味関心はスポーツとゲーム。飲酒は週1回だが「つながり志向」は強い
- 50代女性ゴルファーの車は「フォルクスワーゲン、BMW、アウディ」。飲酒は毎日で、美術や手芸への関心が高い。食は健康志向でエコ志向も強い
- 20代女性は車に乗らず、飲酒は月に1回。しかし消費意欲は旺盛で、興味関心事は、ペットと美容
顧客の分類は細分化する必要がある
若い世代は、「草食的でつつましい」と捉えられがちですが、ゴルフに参入するタイプは、「昭和のオヤジ性」を兼ね備え、バブル期の香りもします。マーケティングでは、「世代論」が話題になりますが、やはり団塊の世代などと違い、多様性が著しい結果が出ています。
鉄道、アイドル、スポーツ、キャンプなどの、同じ趣味・嗜好の「くくり」(グループ分け)で接近する方が、顧客の実像に近づけるようです。
しかも年配ほど個人差が大きくなっています。ステレオタイプの若者像やシニア層を導き出す世代別マーケティングなどは、もはや「実態を把握できない調査」になってしまったかもしれません。
ドラッカー 認識の変化をチャンスにする
これらから導き出せる答えは、「消費者に認識の変化が起こっているので、その変化をチャンスにできる」ということです。しかも、そのチャンスは、ニーズの多様化によって細分化されています。
これは、中小企業にとって、ビッグチャンスです。
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2021/12/07