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値上げ戦略 万人受け商品では利益が出ない
万人受けはもう古い
あなたの会社の商品やサービスと同じ機能・品質・サービスを持つ会社はたくさんあります。おそらく、あなたの会社と同じくらい優れているはずです。
また、顧客は、あなた以上に競合商品やサービスを熟知しています。
だから、どれだけ頑張っても、万人受けする商品では利益はできません。
あなたの会社が貢献できるのは、好奇心が旺盛で現在の商品に満足せず、新しい商品やサービスを探している顧客だけです。
それ以外の多くの顧客は、あなたの会社の商品やサービスに関心がありません。
したがって、貢献できない顧客に関わったり、関心を向けたりしても無駄な努力に終わります。
最小の成長可能な市場をさがす
あなたの会社は、何人の熱烈なファンがいれば成り立ちますか。100人ですか。1,000人ですか。
ほとんどの会社は、最大でも3,000人の熱心なファンがいれば、経営が成り立つのではないでしょうか。
逆に言えば、そこまで絞り込めば、あなたの会社が望む価格(条件)で買っていただけるということです。
つまり、最小限の市場を想定すれば、顧客を自由に選べる可能性が大きくなるのです。
どこででも買える商品やサービスが、近くて便利で安いところで買います。
それは、たぶん、大企業が得意な分野です。
特定の顧客層は、ある特定の商品やサービスをさがしています。
あなたの会社の強みが活かせる最小かつ成長が可能な市場のニーズは、大勢の顧客に役立っているものとはかなり違うはずです。
逆に考えれば、値上げし、かつ、売上げを伸ばしたいなら、まずは、成長可能な最小のニーズに絞り込み、【オンリーワン】あるいは【ニッチトップ】のポジションをとる必要があります。
その市場で、あなたの会社の商品やサービスが、他の商品やサービスにはない魅力があること、あなたの会社のオリジナル商品やサービスであることを知らせましょう。
対象にしたい顧客が望む特徴を打ち出し、見せ方を変えるだけで、イメージをアップさせることができます。
そのためには、灯台の明かりのように、あたりにメッセージを発信し続ける必要がありますので、その体制も整えましょう。
経営環境が厳しい今年は、このようなスタンスで、事業展開を考えてみてはいかがでしょうか。
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2021/01/05