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環境の激変と事業目的の根本的な見直し


環境の激変と事業目的の見直し

環境への適合、環境の創造がビジネス

ドラッカーは、「社会のニーズに応えることと、新しいニーズを創り出すことが企業家の役割だ」と言っています。
環境が変化すると、それまで必要としてきたニーズが消滅し、新たなニーズが発生します。
あるいは、これまでの常識で考えているため、本人たちでさえ気づかない潜在的なニーズが発生します。
これらのニーズに対応する新しい商品・サービス・提供方法を提供するのがビジネスです。
 

アフターコロナは経営環境が一変する

すでに60年~70年前から、情報社会は始まりました。
すべての変化と同じように、最初はブームが起こり、やがてブームは下火になりますが、基底の変化は徐々に進行していきます。
その変化は、だんだんスピードを増していくのですが、コロナ禍で、一挙に進みました。 コロナ禍は、数年分の変化を、わずか、数か月に短縮したのです。
これにより、デジタル化、リモートワーク化、インターネット化が新しい常態(ニューノーマル)になりました。

経営資源としての情報の在り方と使い方が変わり、企業活動が変わり、働き方がかわり、生活様式が変わり、消費活動が変わりました。
この変化がさらに大幅に変わっていくでしょう。
とくにグローバル競争にさらされている大企業は、変わらなければ生き残っていけないからです。
その影響を受けて、中小企業、零細企業、フリーランスも変わらざるをえません。

たとえば、リモートワークが当たり前になれば、HP、SNS、テレワークでのメッセージ発信や打ち合わせが当たり前になります。
もちろん、集合したり、訪問したりする仕事の在り方がなくなるわけではありません。
しかし、ネットとリアルの併用が、効率の面からも進んでいくことは間違いありません。
 

現在の事業目的で大丈夫か!

事業目的(=コンセプト)は、「誰に・何を」で表すものです。そして、事業戦略は、「誰に・何を・どのように」で表現します。
ネットとリアルの併用で、「どのように提供するか」「アクセスするか」が変わります。
「どのように」が変わると、「誰に」と「何を」も変わります。
つまり、事業戦略の変更を余儀なくされるために、事業目的も変更せざるをえなくなるのです。
このような観点から、現在の事業目的を見直すことをお勧めします。
もちろん、「変わる部分」と「変わらない部分」に分かれるでしょう。
これも、自社の強みを活かして、「新しいニーズに応える」「新しいニーズを創り出す」観点から見直すことです。
 

人間の基本的な欲求から事業の位置づけを再考する

社会の構造変化には、小手先の対応では対応できません。
そこで、人間の基本的な欲求(ニーズ)から、事業の位置づけを改めて考えてみてください。
人間の基本的な欲求は、マズローの『欲求の5段階説』で説明できます。
マズローは人間の基本的な欲求を、
  • 生理的な欲求
  • 安全の欲求
  • 社会的な欲求/愛と帰属の欲求
  • 承認(尊重)の欲求
  • 自己実現の欲求
の5段階に分類しました。
さて、貴社の商品やサービスは、これら5つの基本的な欲求の、どの段階の欲求を満たすためのものですか?

たとえば、住宅会社では、
  • 安全の欲求を最優先する人には、災害への耐性、セキュリティの良さを訴える必要があります
  • 愛と帰属の欲求を最優先する人には、家族のだんらん、絆を深めること、近隣との良い関係を保てる構造を訴える必要があります。あるいは、在宅勤務の人には、円滑・円満に仕事ができる環境を訴える必要があります
  • 自己実現の欲求を最優先する人には、楽器演奏や乗り物などの趣味、ライフスタイルの在り方を訴求する必要があります

コロナ禍をきっかけに、「変えてはいけないもの」と「変えなければいけないもの」、「変わらないもの」と「変わるもの」の観点から、自社の事業目的や事業戦略を見直すことをお勧めします。

なお、【藤屋式ニッチ戦略塾】が、上手にそのお手伝いをしています。
 

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2020/08/24

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