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モノづくり会社様向け 粗利益率アップセミナー
コロナ禍で粗利益率アップは時代に逆行?
不況の足音が近づいてきています。日本経済新聞の四半期の決算報告の記事で、一部の業界を除いた企業では、減収減益の企業が多くなってきました。
これは貴社にとっても、ドラッカーのいう「すでに起こった未来」(やがて直面する現実)だと受け取ってください。
売れなくなると値引き競争が始まります。
しかし、貴社にできる値引きは必ず他社にもできます。
売上げが低迷したうえに粗利益率まで下がると、どのような決算になるかは容易に想像がつきます。
したがって、売上げが低迷するのであれば、せめて粗利益率だけでもアップを図る、少なくとも、現状維持を図らなければ会社が疲弊してしまいます。
競争市場から抜け出す方法
市場環境が厳しくなるほど、自社の強みが活かせる対象市場に絞り込まなければなりません。これも常識に反しているように思えるかもしれません。
しかし、市場が冷え込んだ時に、万人受けする商品など売れるはずがありません。
市場が冷え込むとは、買う気が失(う)せることです。
買う気が失せた人たち(企業群)に「皆さん、買ってください」といって、買ってもらえるようになるでしょうか?
このような時こそ、特定の人たちの、特定なニーズに応えるような商品づくりにシフトすることです。
特定の人たちの、特定なニーズを決めるときは、人間の基本的なニーズ(欲求)から考えなければなりません。
人間の基本的なニーズは、
- 生存欲求
- 安全欲求
- 社会的欲求
- 自我(承認)欲求
- 自己実現欲求
自社の強みを活かして、どのような対象顧客の、どの欲求に応えるのか?
この基本的な質問から始めなければ、報われない努力をすることになります。
この質問の次に、対象顧客の満たされていないニーズ、あるいは、既存の仕組みでは満たされなくなるニーズをピックアップしていきます。
そして、特定したニーズを満たすための【他社では代替できない必需品あるいは提供方法】に転換するのです。
それで、目標粗利益率が確保できるようになります。少なくとも、価格に関する交渉力ができます。
なお、現在の商品を、【独自化や差別化した必需品あるいは提供方法】に再設計するポイントは、
- 相対的に市場規模が小さい
- 業界の非常識
- これまでのやり方では儲かりそうにない
- めんどうくさい
これらがそろうと、ほぼ独自化や差別化した必需品あるいは提供方法ができあがります。
下請け・販売力がない卸売業者への依存から脱却する
事業は、商品力×販売力です。不況下では、販売力を強化しなければならないのですが、下請け・販売力がない卸売業者への依存は、販売力をいちじるしく低下させます。
したがって、直販への転換、パートナー関係を結べる企業の開拓のためのメッセージ発信力を高めなければなりません。
これからのモノづくり会社は、モノづくりと同じくらい販売にも力を入れなければならないのです。
その際、情報発信(お知らせ)レベルでは足りません。鮮明なメッセージを、スポットライトで取らすように、特定顧客層に向けて発信(訴える)します。
粗利益率アップ オンラインセミナーでは
下記に主催している【藤屋式ニッチ戦略塾】の塾生さん(食品製造業)の声を紹介しています。もともと企画力に優れた会社だったのですが、そこに戦略的な発想を加えたため、入塾当時より、売上げは1.5倍以上になっています。
- 寺田 昭夫 様(株式会社 デザートプラン、兵庫県 伊丹市、パートを含むグループ社員約200名、2014年1月入塾)
- Q1:入塾する前、あなたはどんな問題を抱えていましたか?
A :入塾前は、顧客のこととか、市場の絞り込みなど考えてなくて、感覚やイメージで戦略をというより企画とか商品を開発して、それがたまたま売れてただけのような気がします。お客さんが買ってくれている理由を明確に調べてはいなかったと思います。 - Q2:その問題を解決したいと思いながら、どんな「いら立ち」を感じていましたか?
A :売れるという確信がなく、このパターンで企画したら失敗は少ないだろうという作り方であった。
とりあえず名店とのコラボはあったが、1メーカーのように1つのブランドに絞りこめず、分散していくことのいら立ちがありました。 - Q3:本塾と他のセミナーとの違いは何でしたか?
A :他のセミナーにどっぷり受けてませんので明確な違いはわかりませんが、理論詰めではない。聞くだけではない。どちらかと言うと実践的で、他の経営者の意見が生で聞けること。 - Q4:本塾が実際に問題解決に効果があると実感した瞬間を教えてください。
A :自分が一つの会社をまかされたときに、初めて、最初からミッション・ビジョン・方針、これならいけると思う戦略が描け、モヤモヤがなくなったとき。(注:現在はグループ企業のトップ) - Q5:問題が解決した、または、解決しようとしている今、あなたの考え方と事業はどのように変わりましたか?
A :絞り込むようになったことと、強みを明確に打ち出すようにしたこと。
ミッションから行動指針を決めて、ぶれないようにしています。
この塾生さんの会社は、「対象市場と対象顧客を絞り込むようになったことと、強みを明確に打ち出すようにしたこと」で、独自の市場でのポジションを築きつつあります。
本セミナーでは、理論だけでなく、聞くだけでもない実践的な質疑応答で、「既存事業で粗利益率をアップする仕組みづくり」を習得して頂きます。
これまでの経験から言って、1%や2%の粗利益率アップは、ワンポイントアドバイスで実現できます。
期待してご参加ください。
モノづくり会社様向け 粗利益率をアップするセミナー
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2020/08/20