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ニッチ先生の見聞思 捨てる勇気を持つために
ペルソナ設定の意義を再考
中小企業の経営は、「どれだけ素晴らしいアイデア、すばらしい顧客層を捨てられるか」で、業績が決まってきます。そうです。
捨てることで業績が良くなります。
ヒト・モノ・カネ・時間にかぎりがある中小企業が、すべてのアイデアや、すべての顧客層に対応できるわけがありません。
「すべてのお客様を対象にする」と考えた時点で、すべてが中途半端になってしまうと認識してください。
だとすると、もっとも素晴らしいアイデアに集中的に取り組むことが業績アップの必須条件になります。
これが、選択と集中です。
そもそも、消費者全員に好かれるとキャパオーバーになって対応できなくなりますので、消費者全員に好かれる必要はありません。
好かれたい人だけに好かれれば良いのです。
そして、好かれたい人が熱烈なファンになる、あるいは、信者の域にまで達してくれると、独自化の世界に入っていけます。
それが継続的に儲かる仕組みであり、熱烈なファン、あるいは、信者になってくれそうな理想的な人物像を特定するのがペルソナを設定する意義です。
ペルソナとは、「理想的な顧客像」(熱烈なファンや信者になってくれそうな人)のことです。
ペルソナを設定し、ペルソナに買って頂くためのビジネス・モデルをつくることが、中小企業では、継続的に儲かる仕組み唯一の方法です。
ですから、自社に最適なニッチ市場を特定できたら、必ず対象にするお客様が鮮明に思い描けるペルソナを設定してください。
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2020/07/24