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ニッチ戦略 ブランディング
先生という呼称
「先生」と呼ばれるようになって24年になります。それまでは、「藤屋さん」と呼ばれたり「役職」で呼ばれたりしていました。
先生には何種類もあります。
- 大学などの高等教育機関で教える教授というプロフェッサー
- 小学校・中学校・高校・専門学校などで教えるティーチャー
- スポーツなどを指導するコーチ
- 知らないところを案内するガイド
- 楽器・絵画・小説・漫画など高度なスキルを持ったスペシャリスト
- 経営指導や助言をする経営コンサルタント
- 何を教えるのか分からない政治家
藤屋は2つの理由から、自分自身を表現するときに、一般名詞である「先生」を使わないように心がけてきました。
- 先生のなかに埋没しないようにするためです。それは、世の中、あまりにも先生が多すぎるからです
- 自分を戒めるためです。自分自身を「先生」と呼びだすと、教える人になってしまい、ついつい「上から目線」の言動になってしまいます
「引き出す」から「助ける」へ
教育(education)の語源は、ラテン語のeducatusで、「引き出す」という意味があります。かつて、ビートルズは『Help』で、
助けて 誰かが必要なんだ 助けて 誰でもいいわけじゃないと、歌いました。そのあとに
助けて あなたの助けが必要なんだを加えると、経営コンサルタントや講師としての仕事そのものになると思いました。
ビジネスですから、助ける相手は誰でもいいわけではありません。
しかし、僕が選んだ人に選ばれる必要があります。「選んだ人に選ばれる【ヘルパー】になることが、僕のミッションだ」と考えてもみました。
しかし、これは、しっくりきませんでした。
ブランディングとしての【ニッチ先生】
昨年10月に開塾した『美容業専門 藤屋式ニッチ戦略塾』の1月の例会でのことです。ある塾生さんに質問したときに、僕のことを、思わず【ニッチ先生】と呼びました。
社内で、そう呼んでいるとのことでした。
例会に参加したみんなが笑いました。
僕も笑いました。
しかし、【ニッチ先生】と呼んだのは、それ1回でした。
それで終わったと思っていました。
ところが、後日届いた、参加してくださった無料体験の方の感想に、
ニッチ先生の講義は本当に久しぶりに頭を使ったような感じで、=後略=とあったのです。
たった1回だけ呼ばれたニックネームが、名刺交換して「藤屋です」と挨拶したことよりも、その方の印象に残ったことが衝撃的でした。
「藤屋の名前を覚えられなくても、ニックネームは覚えてもらえる! 埋没とか自戒とかよりも、『ブランディング』を優先しよう!」と決めました。
これが【ニッチ先生】という『商品名』が誕生した瞬間でした。
これ以来、この商品名の普及・浸透のために、商標登録を出願して、自称を【ニッチ先生】としています。
ニッチ先生をよく知ってくださっている、拠点を東京に移転した当時から、ご支援いただいている知人から、「あなたは根っからの先生だ」と言われ続けています。
だから「藤屋は先生でいいのだ」と思います。
ただし、自分自身では探究者であり続けたいので、職業は「ニッチ戦略デザイナー」です。
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2020/06/23