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戦略とは違いを打ち出すこと


戦略とは違いを打ち出すこと
 

犠牲を伴わない戦略はない

結婚相手(生涯の伴侶)を探すときに、手当たり次第に声を掛けますか?
それとも、自分の人生観、価値観、生活環境、好みなどの基準にあった人にアプローチしますか?
とりあえずの異性の遊び相手を探すとき(ナンパ)や、結婚が目的(ゴール)ならば、手あたり次第もひとつの方法かもしれませんね。

しかし、ビジネスの世界では、さまざまな特技や魅力をもった人、しっかりと自分の価値観や特徴を打ち出している人、容姿端麗の美男美女が競争相手として数多く存在しています。その人たちと競いながら交際相手を募集するのに、「誰でもいいから付き合ってください」で、相手にしてもらえるでしょうか?

インターネットやSNSが普及しています。
たとえば、小さな過疎地の村で、数人の対象者から相手を探さなければならなくなった状況とは違います。
その気になれば、日本中、いや、世界中からパートナーを探すことができるようになっているのです。

お客様とのマッチングを結婚ととらえれば、上記のたとえが、そのままあなたのビジネスにも、あてはまるのではないでしょうか?
つまり、対象を絞り込んで、「弊社はこんな会社で、あなたのために、こんな商品やサービスを、こんな方法で提供してます。〇〇を望むあなたを必ず幸せにしますので、ぜひ、買ってください」と言わなければ、誰の心にも響かないでしょう。

対象顧客を絞り込む(焦点を当てる、フォーカスする)とは、それ以外の対象を捨てることを意味します。
 

何かに集中すると深まり、そこから広がる

「穴は深く掘れ。そこから穴は広がっていく」と言われています。
たしかに、穴を深くするためには、ある程度、広げなければなりません。
つまり、深く掘ると穴は自然に大きくなるというわけです。
しかし、穴を必ずしも広げる必要はありません。
井戸や温泉や原油の掘削(ボーリング)調査のように、ただ深く掘ることも有効な戦略です。
それを望んでいる人がいる(ニーズがある)からです。

広く・浅くは、市場が未発達の場合にのみ通用する戦略です。
あるいは、競争がない市場で通用する戦略です。
たとえば、過疎地では、日用品が揃っているコンビニは貴重な存在です。
しかし、東京の銀座の衣料品では、高級品から大衆品、老若男女、下着からコートまでを揃えている店舗はありません。
専門店がひしめく過密地域では、広く浅くの品揃えは通用しません。

このブログを読んでいるあなたは、たぶん、専門店がひしめく市場で会社経営をしているのではないでしょうか?
だとしたら、戦略はただ一つ、選択と集中です。
 

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2020/05/08

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