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戦略迷子にならない方法 抜け出す方法
戦略設計の要素
先週のニッチ戦略塾の雑談で、美容院オーナーの塾生さんが、「嫁さんが、近ごろ髪型迷子やわぁ、と言っていた」と発言していました。「髪型迷子」を自分の仕事に置き換えると「戦略迷子」になりました。
そこで、迷子の定義をネットで検索すると、
- 道に迷ったり、親にはぐれたりして、さまよっている子ども
- 自分が現在いる場所や保護者の所在が分からなくなり、自宅や目的地に到達することが困難な状況に陥った子供、もしくはその状態を指す
- 進むべき道を見失い迷ってしまうこと。またはそういう状態になった人
次に、戦略迷子を検索すると、すでに、ちゃんと定義している人がいました。
たとえば、
- 今、どこにいるのかわからない=現在地がわからない
- これからどこに行くのかわからない=目的地がわからない
- 目的地までどう行くのかわからない=地図を持っていない/羅針盤がない
要するに、戦略迷子にならないためには、「現状把握」「目標設定」と「目標達成のためのプロセス設定」という、戦略設計の手順を踏めばよいというわけです。
僕の主宰する【藤屋式ニッチ戦略塾】には、「粗利益率をあげたい」「売上が低迷しているので何とか伸ばしたい」という戦略迷子(生存欲求)の塾生さんがいます。
他方、「現在の業績は悪くないが、今後、経営環境が悪化すると予想されるので、先手を打っておきたい」という戦略迷子になりたくない(安全欲求)の塾生さんもいます。
経営者の多くは、「すでに起こった問題」「現在、起こっている問題」だけに、対処しようとする傾向があります。
しかし、これでは、【モグラたたきゲーム】と同じで、バタバタしているだけで戦略迷子から抜け出すことはできず、そのうちに疲れ果ててしまうでしょう。
一方、業績が良い会社は、これから起こる問題、ドラッカー的に表現すると『すでに起こった未来』も含めて対処しようとします。
つまり、経営環境を含めた自社の状況を客観的に把握し、そこから到達したい目的地(戦略目標)を定め、この2点をつなぐ架け橋(事業戦略、戦略的事業計画)を設計する習慣を身につけているので、戦略迷子になる可能性は極めて低くなるというわけです。
戦略迷子にならないためにも、抜け出すためにも、ぜひ、すでに起こった未来を踏まえた事業戦略、事業計画を設計するようにしてください。
【藤屋式ニッチ戦略塾 戦略策定コース】では、戦略迷子から抜け出す方法、戦略迷子にならない方法を修得できます。
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2022/11/15