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ニッチ先生の見聞思 常に負けは必然である


常に負けは必然である
 

なるべくしてなる減収減益

勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなしという諺があります。
プロ野球で複数球団の監督を務めた野村克也さんが、たびたび使ったことで有名になりましたが、出典は『甲子夜話』(平戸藩 第九代藩主 松浦清)です。
これを経営に置き換えると、「まぐれ(偶然)で儲かることはあっても、まぐれで損をすることはない」となります。

たとえば、儲かっていることで気が緩み、市場ニーズや顧客ニーズの変化、競合の動きへの注意を怠ったりしていると、顧客離れが起こり、業績は下がります。
ニッチ先生が主催する藤屋式ニッチ戦略塾でも、入塾から2~3年は劇的に増収増益になっても、その後、業績が頭打ちになる塾生さんがいます。
これは、顧客のニーズの変化に気づかなかったり、そのビジネス・モデルでは収益の上限になってしまったりしたことに気づかず、これまでのやり方を踏襲しているときに起こる現象です。
言い換えれば、質問が変わったのに、同じ答えを出し続けている状態です。
不正解(売上不振)になるのは当たり前ですよね。
ですから、「目標を達成したときは、お祝いをするときではなく、次の準備に入るとき」というドラッカーの教えにしたがい、新規顧客の獲得、新市場の開拓、新商品の開発、コスト率の削減などに取り組みましょう。

それでもなお、「予期せぬ失敗」は起こるものです。
しかし、順風満帆(まんぱん)のときに、浮かれて過ごしているのと、社内外を注意深くウォッチングしているのとでは、「予期せぬ事象」の発生率は雲泥の差になります。
経営者がくつろげるのは引退してからですから、集中力を切らさないように!
集中力を切らさないためには、集中力を切らすことができない環境に身を置くことも1つの方法です。
その環境が、毎月課題に取り組み、翌月発表がある藤屋式ニッチ戦略塾が最適です。
 

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2020/07/25

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