コラム:総合化と専門化

組織社会では、ますます専門特化する

ドラッカー曰く、現代は組織社会である。組織社会は、それぞれが得意な分野に絞り込んで、力を発揮していき、全体として生産性を高めていく社会である。
とは言え、それも程度と状況による。相対的には、大企業がより専門化の幅が広く、中小企業の専門化の幅はより狭い。そうして意味では、成熟化した競争社会では、真の総合化は困難に時代になっている。

人の行く、裏に道あり花の道

人口が多い都市部ではより専門化が可能なので、ルイヴィトンなど高級ブランドの単独での出店が可能であり、実際にそうしている。
しかし、小売店やサービス業の廃業が進む郡部や過疎地では総合化が可能になる。
たとえば、北海道の小売店や食堂などがなくなりつつある過疎地では、セイコーマートが店内で調理した商品を販売したりする形態(ホットシェフ)を展開しつつある。
また、私が主宰する【ドラコン藤屋のニッチ戦略塾】の塾生のなかでも、札幌市の周辺市町で総合不動産を展開して業績を飛躍的に伸ばしている人がいる。
あるいは、山梨県の小さな町で飲食店(すし屋だが、肉料理も出す)を営み、一人勝ちみたいな感じで業績を伸ばしている人もいる。

脅威はチャンス

これらは、ドラッカーの言うとおり、「当たり前のことなどない」と思い、業界の常識(商慣習、思い込み、惰性)から離れ、ニッチなビジネス・チャンスを追った結果である。
年末年始、脅威を脅威として見るのではなく、「どうしたらチャンスにできるか」を考えてみよう。きっと、お酒を飲みながらテレビの特番を見て笑っているよりも、面白くなるに違いない。

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