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ニッチトップ戦略とは
差別化できずに儲け損ねていませんか?
ニッチトップ戦略とは、中小企業が他社が対応したがらない特定ニーズに対応して、オンリーワンの存在になる事業戦略です。
したがって、面倒なことを嫌がったり、他社と違うことをする勇気と実行力がない経営者には、不向きな事業戦略でもあります。
言い換えれば、今の強みを活かして非競争・弱競争のニッチな市場にシフトして、「小さい池の大きな魚になる」あるいは「もっと小さい池の唯一の魚になる」戦略です。
ニッチな市場とは、中小企業が強みを発揮できる市場です。つまり、中小企業が小さいから勝てるという「強者の戦略=ニッチトップ戦略」を展開できる市場なのです。
厳しい経営環境でやるべき4つのこと
今後、IT・AI・ロボットなどの表面的な活用で、同質競争がますます進むと思われます。そのような環境に翻弄されていては、企業の維持や発展に必要な粗利益を確保することさえ難しくなります。
滅びに至る門は広く、その道は大きく、そして、そこから入っていく企業がほとんどなのです。
その一方で、繁栄(ニッチトップ)に至る門は狭く、その道は細く、そして、それを見出す企業はごく少数です。
ピーター・ドラッカーの著書には、「利益は賢さの違いではなく、愚かしさの違いから生じる」「考えることが知的労働者(経営者)の仕事の本質」「マネジメントは実践である」という記述があります。
したがって、中小企業のやるべきことは、次の4つです。
ただし、いずれも勇気が必要な意思決定を伴います。
- 同質競争から抜け出して、価格競争や無料のサービス競争を回避する
- 人材不足が深刻なので、無駄な業務を取り除く
- 原材料費や人件費の高騰を受け、高付加価値経営に転換する
- 高付加価値経営に転換するため、強みを活かせる特定分野だけに集中する
特定分野に集中する5つのメリット
勇気を出して意思決定し、特定分野に集中するメリットは5つあります。- 競争を避けるので、粗利益率低下のリスクを低減できる
- 専門性の高さをアピールし、独自性や競争力を強化できる
- 独自性がブランド化につながる
- ブランド化が粗利益率アップに結びつく
- ニッチトップ企業として上顧客を創造できる
顧客との良い関係構築ができる
付加価値の高い経営に移行するためには、リピート客を増やす必要があります。つまり、お客様を信者化・ファン化するのです。
特定分野に特化することで、その分野に関心を持つ特定の顧客層と深い関係を築く(信者化・ファン化する)ことができます。
日本では、顧客との長期的な関係構築がビジネス成功の鍵となることが多く、特定分野の専門家として顧客の信頼を得ることは、貴社にとって大きな強みになります。
また、特定分野における顧客ニーズを深く理解し、それに応える商品や提供方法で顧客満足度を高めれば、貴社の望む条件で買ってくれる上顧客を創造することができるようになります。
これらを実現できるのが、消耗戦から抜け出し、高収益を実現する! ニッチトップ戦略です。
2021/02/09