多角化しても多様化するな!

多角化と多様化の違い

スポーツの世界ではありえないことを経営の世界では当たり前に行なっています。

その愚かしさを、スポーツを事例にして説明します。



卓球のシングルスでナンバーワンになったとします。

これを極めようとするのが「専門化」です。

そして、ダブルスでもナンバーワンを目指そうとするのが「多角化」です。

これは、当然、考えられることですし、実際に行なわれています。



一方、「卓球はラケットを使う競技だから、テニスやバドミントンでもナンバーワンになれるに違いない。だから卓球でナンバーワンを維持しながら、テニスでもナンバーワンを狙おう」と考えるのが「多様化」です。



スポーツの世界では、このように考える人はいません。

いても、実現は不可能です。

それなのに、スポーツではありえないことが、経営では普通に行われています。

 

奇跡を当てにして経営するな!

大リーグのエンゼルスで、二刀流で活躍している大谷翔平選手は、投手と打者の両方で一流選手です。

同じ野球競技で投手と打者ではまったく違う能力が要求されます。



高校野球までは、エースで4番はたくさんいますが、高度な技術が求められるプロ野球では、どちらかに絞らないと活躍できません。

それが今日までの常識です。



大谷翔平選手が日本のプロ野球で二刀流をはじめて10年になりますが、彼に続く二刀流の選手が出てこないところを見ると、彼の存在が奇跡に近いのだというのがわかります。



どの分野でも奇跡は起こるものですが、奇跡を当てにして経営することはできません。



医療の世界でも、テレビドラマ『Dr.コトー診療所』のように、離島の診療所では総合的な病気への対応が求められます。

しかし、むずかしい治療や手術になると、コトー先生も本土の専門医に治療や手術をゆだねます。



貴社の市場は、無医村に違いオンリーワンの市場でしょうか?

それとも競合があふれるレッドオーシャンのような市場でしょうか?

 

専門特化か多角化に留めること

貴社の対象市場がレッドオーシャンであれば、専門特化することでブルーオーシャン市場への道が開けてきます。

また、貴社の強みを活かして、現在と共通する市場のニッチなブルーオーシャン市場への進出も考えられます。

あるいは、貴社のコア技術を活かせるニッチな市場への進出も考えられます。

中小・零細企業の専門特化も多角化も、非競争や競争優位を実現するのは、ニッチ戦略が基本です。



間違っても、卓球が得意だからといって、テニスやバドミントンを始めるような、無謀な多様化経営はしないでください。

たとえブームに乗って当初は業績が伸びたとしても、ブームの終焉とともに業績は悪化します。

しょせん、ブームに乗っただけのことなのですから!



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