戦略設計とは選択である|何を残し、何を捨てるかを決める
ドラッカーをベースにしたニッチトップ戦略で、モノづくり企業の「価格と取引条件の主導権を取り戻す支援」をしている藤屋伸二です。
足し算を続けた会社は、輪郭がぼやけます。
捨てた会社だけが、指名されます。
ここまでを踏まえて、設計とは何をすることなのかを、一つの言葉にまとめます。
設計とは、選び取ること
戦略設計とは、選択です。
会社は、放っておくと足し算で複雑になります。
やることが増え、輪郭がぼやける。
輪郭がぼやければ、顧客は同じ物差しで他社と比べます。
だから、選ぶ(選択と集中)必要があります。
戦略再設計の5指針は、次の5つです。
維持する減らす強化する捨てる創る
この5つを、自分の意志で決める。
それが、戦略設計です。
設計とは、新しい何かを足すことではありません。
すでにあるものの中から、選び取ることです。
選ぶとは、選ばないものを決めること
- 維持すると決めることは、捨てるものを決めること。
- 強化すると決めることは、減らすものを決めること。
選択は、いつも両面です。
片面だけの選択は、足し算に戻ります。
そして、選ぶ対象は決まっています。
強み×商品×提供方法×価格×顧客層&市場×メッセージ発信
この戦略設計の6変数です。
足し算ではなく、掛け算です。
一つでも整合が崩れれば、全体が機能しません。
どの顧客を、どの商品を、捨てるか
ここまでは、理屈として分かります。
一つ、お聞きします。
今、捨てる候補を一つ挙げられますか。
挙がったとしても、その次で止まります。
捨てる判断は、足し算と違って、簡単には戻せないからです。
一度離れた顧客は、戻らないこともある。
だから、保留は、いちばん自然な結論になります。
しかも、保留しても、当面は何も起きません。
仕事は切れず、数字だけ見れば、悪くない。
だから、また保留する。
その状態は、いつまで続くのか
選ばなければ、戦略設計の6変数は、今のまま組み合わさり続けます。
組み合わせが変わらなければ、比べられ方も変わりません。
相見積もりに入り、業界相場で見られ、価格は顧客が決める。
戦略の構造が変わるまで、この状態は続きます。
逆に言えば、変わるのは、御社が顧客を選んだときだけです。
技術力の違いを、買ってもらいたい顧客から選ばれる理由に変える。
そのために選ぶ、ということです。
設計とは選択だと分かっても、自社が何を捨て、何を残すかは、社員には決められません。
その「決められないことを決める」こそ、経営者の仕事であり、戦略設計の入口です。
何を捨てるかは、戦略設計の6変数を並べてから決まる
自社の6変数が、いまどう組み合わさっているか。
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