利益が出ない原因とは? 中小企業が価格決定権を持つ戦略設計
藤屋伸二です。
適性価格を実現できず、価格や取引条件の主導権を持てない中小モノづくり企業に対し、「生態学的市場地位」を設計する経営コンサルタントです。
もし、
- 値下げ要求を断れない
- 忙しいのに利益が残らない
- 顧客に価格を決められている
この状態であれば、本記事はあなたのためのものです。
【藤屋式ニッチトップ戦略】で、利益が残らない会社を高収益体質へ転換します。
■ 利益が出ない原因は「価格決定権がない構造」にある
利益が出ない原因は、コストではありません。
「価格を自分で決められない構造」にあります。
経費削減でも売上拡大でも解決しません。
構造が変わらない限り、利益は残りません。
■ 中小企業の利益が出ない本当の理由
多くの経営者はこう考えます。
「もっと売る」「もっと削る」。
しかし、これはすべて守りです。
本当の原因は一つ。
価格決定権を持っていないことです。
顧客に価格を決められる状態では、どれだけ努力しても利益は消えていきます。
■ コスト削減では利益が出ない理由
原価や経費の削減は重要です。
しかし、それは利益を「守る」施策です。
問題は、利益が「生まれない構造」です。
1円コストダウンしても、値下げ要求で一瞬で消える
この状態では、経営の努力は積み上がりません。
■ 利益が出る会社と出ない会社の違い
同じ業界でも差が生まれます。
- 営業利益率20%を超える会社
- 利益が残らない会社
違いは一つです。
「価値基準で価格を設計しているか」
- 利益が出ない会社:原価基準
- 利益が出る会社:価値基準
ここに本質があります。
■ 利益が出ない会社の思考パターン
利益が出ない会社はこう考えます。
- 原価がこれくらいだから、この価格
- 相場がこうだから、この価格
その結果、顧客はこう判断します。
「もっと安くできる」
したがって、価格は下がり続けます。
■ 高収益企業の価格設計
高収益企業は逆です。
- 顧客の問題を定義する
- 解決価値を設計する
- 価値基準で価格を決める
原価ではなく、価値で価格を決めています。
■ 利益が出ない原因は「設計不在」
最大の問題はこれです。
「最初から利益が出るように設計されていない」
多くの会社はこう動きます。
- 商品を作る
- 売れる相手を探す
この順序では、価格決定権は持てません。
■ 利益が出る経営の正しい順序
順序は逆です。
- 利益が出る市場構造を決める
- その市場に商品を当てはめる
この順序でなければ、利益は偶然になります。
■ 解決策|価格決定権を持つ市場の設計
必要なのは改善ではなく、再設計です。
エコロジカル・ニッチ(生態学的市場地位)とは、価格と取引条件の主導権を持つ構造です。
そのために戦略設計の6変数を再設計します。
- 強み
- 商品
- 提供方法
- 価格
- 顧客層・市場
- メッセージ発信
■ 結論|利益は設計で決まる
利益は結果ではありません。
「残るように仕掛けるもの」です。
利益が出ないのは努力不足ではありません。
設計ミスです。
◆ 次回予告
第1フェーズ「現状否定」最終回。
あなたの経営努力を棚卸しします。
次回:「その努力は正しい方向か」

