ニッチ戦略のための事業環境の分析(1):社会の動向

自社の経営に大きな影響を与える外部環境の変化

「ペルソナ」と「競争相手」と「自社」が市場の構成員です。その市場に多大な影響を与えるのが、社会(政治・経済・外交・人口動態・文化・気象・流行・世界の主要国などを含む)です。

企業は、環境から独立して存在しているわけではありません。とりわけ中小企業は、大海を漂っている木の葉のようなものです。

多少、業績が良い、社内留保があるとしても、ちょっと大きな波(環境変化)がくると、たちまち飲み込まれてしまいます。だから、環境変化に迅速に対応するために、自社に直接影響する下記のような経営環境の動向のウォッチングは欠かせないのです。

動向の事例その1

大手製造業は、海外に進出し、その子会社や協力会社も一緒に海外に出ていくため、国内での市場が収縮しています。

その一方で、ドイツのアディダス社は、生産拠点を、アジアからドイツ国内に戻すそうです。アジアより、高品質・低コストの製造を可能にしたのが、3Dプリンターであり、ロボット工場です。

ある程度、価格がとれる商品であれば、このアディダス方式が、わが国でも創造的に模倣できるでしょう。

動向の事例その2

ネット通販市場は、2013年の11兆円から2020年は20兆円まで拡大する見通しです。これは、日本全体の消費が1.8倍も伸びることはありえませんので、消費行動が大きく変化することを示しています。

動向の事例その3

エステサロンの業界は、業界そのもののイメージが悪化し、市場は収縮しているそうです。それに追い打ちをかけるように、インターネットでのエステ専用商品が売れ、エステサロンにとっては、脅威になっています。

動向の事例その4

高齢者世帯が増えています。その高齢者が悪徳リフォーム業者の被害にあうケースが増えつつあるそうです。

そのため、都心でも地域密着型の顔が見える営業方法も有力な手段になっているそうです。