ドラッカーの視点:補助活動のアンバランス

必要だがコストが合わない

ホテルでのクリーニングサービス部門、販売のための配送サービス部門などを、社内に持っていると便利なのですが、このような補助活動はコストに見合う仕事量がないことがあります。

その解消も、収益を改善するための大きなビジネス・チャンスです。

このブログのテーマは、「ニッチ戦略」ですが、事業戦略は、サービスの充実とコストを切り離して策定することはできません。

つまり、事業に補助活動は付きもので、その活動にはコストがかかります。したがって、ニッチ戦略でこれらのアンバランスを解消することは、避けて通れない必須事項になっています。

社内用のサービスも収益に変える

ある製造業で、従業員の福利厚生のために昼食をつくって出すようにしました。

新しい雇用されたパートの栄養士は料理上手で、温かくておいしい昼食は大好評でした。しかし、30数名のために栄養士を一人雇用するには、コスト・パフォーマンスがアンバランスだと判断した社長は、出入りする業者にも400円で提供することにしました。

これも大好評だったため、一般にも販売することにしました。しかし、食堂の広さにも限界があるため、時間を区切ってテイクアウトでの販売(総務の事務員が交代で担当)だけに限定しました。

今では、新たにパートを雇い、社員には無料で提供したうえで、利益が出るまでになっています。