ドラッカーの視点:生産活動のアンバランス

既存の枠を超えて生産性を追求する

一定の地域で、一定の市場シェアを確保したい場合、それ相応の営業パーソンを配置しなければならないことがあります。

しかし、自社の商品だけでは一人当たりの売上げが少なすぎることがあります。つまり、必要とするコストに売上げが不足するという「生産(利益を生み出す)活動のアンバランス」が生じるのです。こうした状況は、物流業では、よくみられる状況です。

製紙メーカーからの多角化

関東を中心に医療機関専門に薬袋やカルテなどの印刷物を製造販売していたシンリョウ(鈴木栄社長、従業員135名)は、一人当たりの必要売上げを確保するため、水薬用のプラスチック容器をつくる工場を買収しました。

製造業から販売業に転換

同社は、また、医療機関でもOA化が進むようになると、コピー機やパソコンなどの販売も取り扱うようになり、製造業から販売業に転換しました。

今では、医療機関に必要な事務用品・白衣など、医療用の消耗品を除くすべての消耗品を取り扱う販売業者(製造業⇒卸売業)になって、関東地方では一定のシェアを確保しています。

もし、生産活動のアンバランスを解消していなければ、会社そのものがどうなっていたかわかりません。生産性のアンバランスを解消したおかげで、同社は今でも、元気な会社です。

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