ドラッカーの視点:産業の経済性の弱み

業界の常識を覆す

カニを一匹買っても、半分以上は殻で産業廃棄物として有料で処分しなければなりません。カニ加工業者にとって、殻は経済的にみて長い間、弱みでした。しかし、カニの殻にキトサンという成分が含まれていることがわかりました。
キトサンには、(1)コレステロール値の低下、(2)ダイエット効果、(3)高血圧予防、(4)免疫力を高める、(5)解毒作用などの効果があり、健康補助食品の原料になることがわかってきました。

あるいは、卵の殻の内側の薄膜も医薬品や健康補助食品の原料になる成分が含まれていることが明らかになっています。しかし、それを活用している企業はほとんどなく、殻と一緒に捨てている状態です。

また、卵の殻も、卵全体からみれば8%程度の重さがあり、これも有効利用できれば、「廃棄コスト」から「原料としての商品」に変えることができます。時代が変われば、状況が変わり、状況が変われば弱みが強みに変わることがあります。ドラッカーのいう「当たり前のことなどないと思え」を肝に銘じて、業界の弱みをゼロベースで考える必要がありそうです。

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