独自化できるまで対象市場を絞り込む

最適な規模とは何か

ニッチ戦略とは、独自化できるまで対象市場を絞り込む戦略です。たとえば、船を例に考えてみましょう。

船にはマンモスタンカーからコンテナ船、豪華客船、護衛艦、タグボート、釣り船、手漕ぎボートにいたるまで、さまざまな目的をもつ多種多様の船があります。

では、「サイズで最も大きなマンモスタンカーが、すべての面で優れているか」と言えばそうではありません。

確かに、中近東から大量の原油などを運ぶ場合は、マンモスタンカーに勝るものはありません。しかし、水深数メートルの川ではマンモスタンカーは使えません。そこでは、数トン、数十トンの船のほうが適しています。

ましてや、海辺のレジャーなどにはマンモスタンカーはまったく向いていません。
このように考えれば、船の良し悪しは絶対的な大きさではなく、目的によって異なることがわかります。

戦わずして勝つ

企業の規模も同じです。状況によって規模の適性は違ってきます。ですから、中小企業は中小企業として、最も顧客満足を得られる生き方(ニッチ戦略)を選択すればよいのです。

大企業と同じ土俵で戦い続ければ、体力勝負になって、勝ち残りはおろか、生き残ることさえ難しくなってしまいます。孫子の兵法にもあるように「戦わずして勝つ」のが最高の戦略です。

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