顧客を創造する2つの機能

マーケティング

ドラッカーのいうニッチ戦略とは、「成功しても目立たない。挑戦しようとする者さえいない」、名より実を取る戦略です。
しかし、「何がニッチか」を決めるのも、「どこにニッチがあるか」を探すのも、「どのニッチを対象市場にするか」を選択する前提になるのもマーケティングです。
また、「どのようなビジネス・モデルが最適か」を決める前提もマーケティングです。つまり、マーケティングなくして、儲かる経営はありえないのです。

イノベーション

しかし、できているレベル、やっているレベルだけでは、顧客ニーズに応えることも、競争優位性を打ち出すこともできません。
できることをさらに上手にできるようにする「改善」と、新しく利益を生み出すことへの取り組みである「イノベーション」も欠かせません。

2つの機能は思考法を変えるだけで実行できる

そうは言っても、中小企業におけるマーケティングもイノベーションも、特別なノウハウは必要ありません。
視点を変えるだけで、優れたマーケティングとイノベーションが行なえます。つまり、「継続的に儲かるビジネス・モデル」は、経営者の発想を変えるだけで、大部分はできあがるのです。

なお、企業経営に「正解」はありません。企業の状況によって、「何が正しいか」が変わってくるからです。ですから、私は「適正」(正しい)という表現はほとんど使いません。ほぼ「適性」(性格や性質が、その物事に適していること、つまり正しい妥協)という表現に統一しています。