ドラッカー経営の特徴

【ドラコン藤屋のニッチ戦略塾】について

藤屋が主催している【ドラコン藤屋のニッチ戦略塾】(注:ドラコン藤屋とは、ドラッカー・コンサルタント・藤屋伸二の意)は、ドラッカーの経営理論をベースにした、中小・零細企業が高収益事業を実現するためのニッチ戦略を学ぶ塾です。

では、そのベースになっているドラッカーの経営理論とは何なのか。それを確認しておきましょう。

顧客を重視する

ドラッカーは、「事業の目的は顧客の創造であり、顧客への奉仕(貢献)」だと言います。そもそも売上げがなければ会社として存続できない以上、きわめて当たり前の発想です。

それまで、「会社の目的は利益の最大化」と信じて疑わなかった経営学の世界に一石を投じたのです。

購入の決定権をもつ顧客がいなければ会社は成り立たない。だから、顧客を創造することが会社の目的にならなければならない。そのためには、製造するとか、仕入れるとかを問わず、顧客がほしいものを販売する。実に単純明快でシンプルな発想です。

実践を重視する

経営は実践です。「計画は仕事に具体化しなければ単なる意図にすぎない。戦略も実行しなければ意味がない」とドラッカーは言います。

しかし、経験と勘による実践一点張りの経営ではなく、思考と選択を重視しました。思考重視は、経営環境が一変すれば、経験も、それにもとづく勘も役に立たないばかりか、害になるからです。

また、選択重視は、かぎられた経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間)で経営しているので、差別化を図るためには、何かに絞り込む(集中する)必要があるからです。

本質をつかむ洞察力が優れている

ドラッカーは、歴史、絵画、文学、音楽、経済学、人類学、社会学、心理学に精通する社会生態学者(ソーシャル・エコロジスト:社会学者の一種)でした。

さまざまな努力で物事の本質をつかめるようになったドラッカーは、経営の中心を「顧客の創造」(自社の望む価格で買ってくれる顧客を創ること)としたのです。

リーダーの責任を重視する

「一匹の羊に率いられた百匹のライオンより、一匹のライオンに率いられた百匹の羊のほうが組織としては強い」と言われているように、組織はリーダーの洞察力、判断力、統率力、行動力で決まります。

人間を重視する

ドラッカーは、顧客や取引先、従業員を含めた人間を経営の中心に置いていました。そもそも、経営とは、人を幸せにするために行なうものだからです。

その具体例の1つが、「マネジメントとは、人の強みを発揮させ、弱みを意味のないものにすることで成果をあげさせること」でした。

強みを発揮して会社や顧客、さらにその先にある社会に貢献することを通じて、幸せを感じてもらいたかったのです。

以上のようなドラッカーですから、これを根幹におけば、経営環境の変化にも経営の柱がぶれることはありません。