ドラッカーの「自社の強み」を理解する

強みが事業である

競合商品やサービスがたくさんあるなかで、なぜ、顧客は当社から買ってくれるのか。
それは、他社にない魅力が当社にあるからに違いない。その魅力とは何か。また、その魅力を生み出している能力(強み)は何か。
顧客に買ってもらえる魅力を生み出している強みこそ、事業の源である。つまり、強みが事業なのだ。

自社の本当の強みは自分たちではわからない

自分自身の癖は、無意識にやっているから自分ではわからない。だから、人に聞くしかない。
強みも同じだ。「日常的かつ当たり前にやっていることは易しく感じるので、それが強みだと意識する人はいない」とドラッカーは言っている。
それよりも、意識してやっていること、努力していることを強みだと思いたくなるのが普通の人の感情だ。努力がムダにならないように自己防衛本能が働くからだ。
だから、自社の魅力を主要な顧客に聞いてみて、その魅力を創り出している仕事を分析して強みを知ることだ。
それは、製造プロセスにあるかもしれないし、販売プロセスにあるかもしれない。単に、顧客とのコミュニケーションにあるのかもしれない。
顧客の評価だけでなく、他社とのビジネス・モデルの比較によってわかることもある。

強みをすべての事業・商品に組み込むこと

強みがわかれば、「それらの強みは、自社のすべての商品やサービスや、ビジネス・モデルに組み込まれているか」確認すること。
せっかくの強みが一部の商品や業務プロセスにしか組み込まれていないことがある。そのようなことがわかれば、すぐに組み込むこと。それだけで業績は伸びる。
それは、ドラッカーに言わせれば「当たり前のことと思っていることで優れているケースが多い」からだ。この年末年始休暇、当たり前にやっていることを振り返り、自分自身や自社の強み・弱み分析するのも悪くない。