創造的模倣という発想

他業界・他社の事例が参考にならない?

私が講師を務めるセミナーでは、いつも、経営に役立てて(ドラッカーのいう創造的模倣をして)頂こうと他の業界のビジネス・モデル(儲かる仕組み)を紹介しています。
ところが、ときには、「弊社は特殊すぎて、他社の事例が当てはまらない」と言う人がいます。
ごくまれに、本当に特殊な会社で、他社のことがまったく参考にならないこともあるかもしれません。
しかし、売り先を変える、売るモノを変える、売り方を変える、作業工程や人の動かし方、受発注の仕方、下請けから元請けへの転換する、社内の業務、業務の進め方を変えるなど、部分的に参考になることは山ほどあるはずです。

常識を疑う

何かの有益そうな情報に接したときは、「これは当社に使えるか」と自問すると、「使えない」という答えが半分くらい出てくることもあります。それは、自社や自分の業界の常識を前提に考えるからです。
しかし、「どうしたら使えるようになるか」と自問すると、使えるという答えのほうが圧倒的に多くなります。少なくとも、「できないというあきらめの選択肢」がなくなるからです。
自分自身で心の壁をつくって、業績向上の可能性を絶たないでください。できない言い訳、やらない言い訳は山ほどありますが、可能性を信じて実行する人にのみ将来が開けることも事実です。