012 利益は目的ではなく事業活動の結果である

ピーター・ドラッカーの名言 ⇒ 利益の機能

利益は、マーケティングとイノベーションと生産性に関わる仕事ぶりの結果である。

ドラッカー名著集『現代の経営(上)』より

解説 ⇒ 利益の役割を再認識する

利益の第一の機能(役割・働き)は、「仕事ぶりを判定するための尺度」です。
利益で自分たちの仕事ぶりを評価するのは、計画(Plan)・実行(Do)・評価(See)というマネジメント・サイクルの評価基準として、もっとも単純でわかりやすい尺度(指標・ものさし)です。
仕事ができない言い訳はいくらでも言えますが、会社が存続できません。したがって、社長にとって、仕事ぶりを計る「究極の尺度」「最良の尺度」と言えるでしょう。

第二の機能は、「将来のリスクに対する備え」です。
未来は、常に不確実です。どのような災厄が降りかかってくるかわかりません。
家庭にとっての貯蓄と同じように、会社にとっては利益の蓄えだけが、将来のリスクに備える方法です。銀行からの借り入れの可能性も、利益次第なのですから。

中小企業での活用法 ⇒ 利益を考える視点

利益は、将来のリスクに備えたり、健全経営の基盤になる人材投資や設備投資、商品開発や市場開拓などの財源になったります。
「儲かった」「損した」「資金繰りが楽になった」という短期的な視点ばかりでなく、中・長期的な視点から利益をとらえ直すと、さらに利益の重要性が見えてきます。
利益は人間では栄養分にあたります。栄養失調(利益不足)にならないように、日頃から十分意識しておきましょう。ジャンク(ファースト)フードのような(目先の利益を得る)仕事をばかりをしていると、遅かれ早かれ、栄養失調になってしまいます。

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