011 生産性とは何かを理解する

ドラッカーの名言 ⇒ 生産性について

企業は、顧客の創造という目的を達するために資源を利用する。
企業は、生産的に利用する機能をもつ。これが事業の管理的機能である。
その経済的側面が生産性である。

ドラッカー名著集『現代の経営(上)』より

解説 ⇒ 戦略的な生産性の向上を考えるのが経営者の仕事

生産性とは、最小の努力で最大の成果を生み出すための生産要素間のバランスのことです。
ですから、部分的な生産性の向上には意味はなく、あくまでも最終的・全体的な生産性向上に貢献できるものでなければ、生産的な活動とは言いません。

なお、生産要素には、商品企画、製造あるいは仕入れ、在庫管理、販促・宣伝広告、営業活動、営業事務、資金管理、経理、人事管理、総務など、費用(人・時間を含む)が発生する会社での活動すべてが対象になります。
たとえば、売上げが上がるからと売掛サイトを伸ばすと資金繰りに悪影響が生じ、借入金の増加で最終利益の段階で、売上増の利益が吹き飛んでしまうこともありえるからです。

中小企業での活用法 ⇒ 4つの視点から検討する

生産性に影響を及ぼす要因には、(1)何に時間を使うか、(2)どのように品揃え(商品のラインナップ)をするか、(3)内製や外注などの生産工程の組み合わせ、(4)組織構造のあり方やどのような活動を組み合わせるかのバランス、の4つがあります。
どれも通常の生産性向上の教科書には出てこないものばかりですが、ドラッカーに指摘されると、「なるほど!」と言わざるをえません。なぜならば、会社は、ヒト・モノ・カネ(人件費、減価償却・賃料・維持費、金利)の存在自体がコストになっているからです。

いかがでしょうか? このような視点から生産性をみると、これまでとまったく違う生産性向上の対象領域が見えてくるのではないでしょうか?

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